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エナジードリンクは体に悪い?カフェインと心電図異常の関係

エナジードリンクは、眠気覚ましや仕事・勉強中の集中力アップなどを目的に飲まれています。一方で、カフェインや糖分を多く含む商品もあり、飲み方によっては動悸や不眠、血圧への影響などにつながる可能性があります。
特に、短時間に何本も飲んだり、コーヒーやお茶などと一緒に摂取したりすると、カフェインの過剰摂取につながるため注意が必要です。
この記事では、エナジードリンクに含まれる主な成分や体への影響、1日のカフェイン摂取量の目安、飲みすぎによる症状、注意が必要な人、安全に飲むためのポイントまで詳しく解説します。
エナジードリンクは体に悪い?まず知っておきたいこと
エナジードリンクは、適量を守って飲む限り、必ずしも体に悪い飲み物とはいえません。ただし、商品によってカフェインや糖分の含有量が異なるため、摂取量や飲む頻度には注意が必要です。
特に、短時間に大量に飲んだり、コーヒーやお茶などほかのカフェインを含む飲み物と重ねて摂取したりすると、カフェインの過剰摂取につながる可能性があります。
また、糖分を多く含む商品を日常的に飲み続けると、エネルギーの過剰摂取にもつながります。エナジードリンクを飲む際は、商品の成分表示を確認し、量や頻度を意識することが大切です。
エナジードリンクに含まれる主な成分と特徴
エナジードリンクには、カフェインや糖分をはじめ、商品によってさまざまな成分が含まれています。健康への影響を考える際は、エナジードリンクそのものだけでなく、どの成分をどのくらい摂取しているのかを確認することが大切です。
カフェイン
カフェインは、眠気を抑えたり、注意力や集中力を高めたりする作用が期待される成分です。一方で、摂りすぎると動悸や不安、手の震え、不眠などの症状が現れることがあります。
エナジードリンクに含まれるカフェイン量は商品によって異なるため、飲む前に缶やボトルの表示を確認しましょう。
糖分・砂糖
糖分はエネルギー補給に役立つ一方、摂りすぎるとエネルギーの過剰摂取につながります。糖分を多く含むエナジードリンクを習慣的に飲む場合は、食事から摂取する糖分も含めて考えることが大切です。
アルギニン・ビタミン類など
商品によっては、アミノ酸の一種であるアルギニンや、ビタミンB群などが含まれています。これらの成分は商品ごとに配合量が異なるため、「エナジードリンクなら健康によい」と一律に考えるのではなく、成分表示を確認しましょう。
人工甘味料・その他の添加物
糖分を減らした商品では、人工甘味料などを使用している場合があります。また、香料や酸味料など、飲みやすさや風味を整えるための成分が含まれることもあります。
エナジードリンクが体に悪いといわれる5つの理由
エナジードリンクを飲むこと自体が直ちに健康被害につながるわけではありませんが、カフェインや糖分の摂りすぎには注意が必要です。特に、過剰摂取を続けると、心臓や睡眠、血糖などに影響する可能性があります。
カフェインの過剰摂取で動悸や不整脈が起こることがある
カフェインを過剰に摂取すると、交感神経が刺激され、動悸や心拍数の増加などが起こることがあります。人によっては、心臓が一時的に不規則に動く「不整脈」がみられる場合もあります。
特に短時間に複数本を飲んだり、コーヒーやお茶などを重ねて摂取したりする場合は、カフェインの総摂取量に注意しましょう。
血圧や心拍数に影響することがある
カフェインには、一時的に血圧を上昇させる作用があります。健康な人では大きな問題にならないこともありますが、高血圧や心臓の病気がある人は、摂取量に注意が必要です。
エナジードリンクを飲んで動悸や胸の不快感などが続く場合は、無理に飲み続けず医療機関を受診しましょう。
糖分の摂りすぎで肥満や糖尿病のリスクが高まる
糖分を多く含むエナジードリンクを日常的に飲み続けると、エネルギーの過剰摂取につながり、体重増加の原因になることがあります。
長期的に糖分を摂りすぎる習慣がある場合は、肥満や2型糖尿病などの生活習慣病にも注意が必要です。
睡眠の質が低下し不眠につながることがある
カフェインには覚醒作用があるため、夕方から夜にエナジードリンクを飲むと、寝つきが悪くなったり睡眠の質が低下したりすることがあります。
睡眠不足が続くと日中の疲労感や集中力の低下にもつながるため、就寝前の摂取はできるだけ避けましょう。
不安感や胃腸の不調などが起こることがある
カフェインを摂りすぎると、不安感や落ち着かなさ、手の震え、吐き気などが現れることがあります。カフェインへの感受性には個人差があるため、少ない量でも症状が出る場合は摂取量を減らすことが大切です。
エナジードリンクのカフェインは1日どのくらいまで?
エナジードリンクを飲むときは、1本あたりのカフェイン量だけでなく、コーヒーやお茶などから摂取するカフェインも含めて考えることが大切です。商品によってカフェイン量は異なるため、まずは容器に記載された成分表示を確認しましょう。
成人のカフェイン摂取量の目安
健康な成人では、カフェインの摂取量は1日400mgまでが一つの目安とされています。ただし、カフェインへの感受性には個人差があるため、400mg未満でも不眠や動悸などの症状が出る場合があります。
エナジードリンク1本に含まれるカフェイン量
エナジードリンクに含まれるカフェイン量は商品によって異なり、1本あたり数十mgから100mgを超えるものまであります。同じ容量でも含有量が異なるため、「1本なら大丈夫」と決めつけず、商品ごとの表示を確認しましょう。
コーヒーやお茶など他の飲み物も含めて考える
カフェインはエナジードリンクだけでなく、コーヒー、紅茶、緑茶、ココアなどにも含まれています。エナジードリンクを飲む日は、ほかの飲み物から摂取するカフェインも含めて1日の総量を考えることが重要です。
2本・3本と飲むときに注意したいこと
エナジードリンクを短時間に2本、3本と飲むと、商品によってはカフェインを一度に多く摂取することになります。動悸や吐き気、不安感、手の震えなどが出た場合は、それ以上の摂取を控え、症状が強い場合は医療機関に相談しましょう。
エナジードリンクを飲みすぎるとどうなる?
エナジードリンクを飲みすぎると、カフェインの過剰摂取によってさまざまな体調不良が起こる可能性があります。特に短時間に大量に摂取した場合は、症状が強くなることがあるため注意が必要です。
動悸・心拍数の増加
カフェインを一度に多く摂取すると、交感神経が刺激され、普段より心臓が速く動いているように感じることがあります。動悸が強く続く場合や、脈の乱れを感じる場合は、それ以上の摂取を控えましょう。
吐き気・頭痛・手の震えなど
カフェインを過剰に摂取すると、吐き気や頭痛、手の震え、落ち着かなさなどが現れることがあります。症状が出た場合は、エナジードリンクだけでなくコーヒーやお茶などのカフェインを含む飲み物も控えることが大切です。
強い不安感や興奮がみられることもある
カフェインの摂りすぎによって、強い不安感や興奮、イライラなどが現れる場合があります。こうした症状はカフェインの摂取量を減らすことで改善することもありますが、症状が強い場合は医療機関に相談しましょう。
カフェイン中毒を起こすことがある
短時間に大量のカフェインを摂取すると、重いカフェイン中毒につながる可能性があります。強い動悸や繰り返す嘔吐、意識がぼんやりするなどの症状がある場合は、自己判断で様子を見ないことが大切です。
重い症状がある場合は医療機関を受診する
エナジードリンクを飲んだ後に、強い胸痛や息苦しさ、意識障害、けいれんなどが現れた場合は、緊急の対応が必要になることがあります。症状が強い場合は、速やかに医療機関を受診してください。
エナジードリンクを控えたほうがよい人
エナジードリンクに含まれるカフェインは、体質や年齢、健康状態によって影響の受け方が異なります。特に、妊娠中の人や子ども、心臓や血圧に関する病気がある人などは、摂取量に注意が必要です。
妊娠中・授乳中の人
妊娠中はカフェインの摂取量が多くなりすぎないよう注意が必要です。エナジードリンクは商品によってカフェイン量が異なるため、飲む場合は成分表示を確認し、コーヒーや紅茶などから摂取するカフェインも含めて考えましょう。
授乳中もカフェインは母乳へ移行するため、摂取量が多くならないよう注意が必要です。
子ども・中学生・高校生
子どもや青少年は成人より体格が小さく、カフェインの影響を受けやすいと考えられています。特にエナジードリンクを眠気覚ましや勉強のために習慣的に飲むことは避け、基本的にはカフェインを含む飲料の摂取を控えることがすすめられます。
心臓病や高血圧などの持病がある人
カフェインは一時的に心拍数や血圧に影響を与えることがあります。心臓病や高血圧などの持病がある場合は、エナジードリンクを飲む前に主治医へ相談することをおすすめします。
カフェインの影響を受けやすい人
カフェインへの感受性には個人差があり、少量でも動悸や不眠、不安感などが出る人がいます。エナジードリンクを飲んでこうした症状が出た経験がある場合は、無理に飲み続けないようにしましょう。
服用中の薬がある人
薬の種類によっては、カフェインの作用や体内での代謝に影響する場合があります。薬を服用している人は、エナジードリンクを習慣的に飲む前に、医師や薬剤師へ確認すると安心です。
エナジードリンクを安全に飲むための5つのポイント
エナジードリンクを飲む場合は、カフェインや糖分の摂取量を意識し、飲む時間や頻度にも注意することが大切です。特に、ほかのカフェイン飲料と重ねて飲む場合は、1日の総摂取量を確認しましょう。
1日のカフェイン摂取量を確認する
エナジードリンクを飲むときは、商品のカフェイン量を確認し、コーヒーや紅茶、緑茶などから摂取する分も含めて考えましょう。複数のカフェイン飲料を飲む場合は、知らないうちに摂取量が多くならないよう注意が必要です。
他のカフェイン飲料と重ねて飲まない
エナジードリンクを飲んだうえでコーヒーや眠気覚ましの飲料などを追加すると、カフェインの摂取量が増えてしまいます。複数の飲料からカフェインを摂る場合は、それぞれの含有量を確認しましょう。
就寝前の摂取を避ける
カフェインは眠気を抑える作用があるため、夕方から夜に飲むと睡眠に影響する可能性があります。睡眠の質を保つためにも、就寝前のエナジードリンクはできるだけ避けることが大切です。
糖分の量も確認する
エナジードリンクには糖分を多く含む商品もあります。毎日のように飲む場合は、カフェインだけでなく糖分やエネルギー量も確認し、必要に応じて糖分の少ない商品を選びましょう。
体調が悪いときは飲まない
すでに動悸や不眠、吐き気などの症状がある場合は、エナジードリンクで無理に眠気や疲労を抑えないようにしましょう。症状が続く場合は、休養をとるだけでなく医療機関への相談も検討してください。
エナジードリンクに関するよくある質問
エナジードリンクについては、「1日1本なら大丈夫?」「コーヒーとどちらが体に悪い?」「心電図に影響する?」など、さまざまな疑問があります。ここでは、エナジードリンクに関するよくある質問に回答します。
エナジードリンクは1日1本なら体に悪い?
健康な成人であれば、1本飲んだからといって直ちに健康に悪影響が出るとは限りません。ただし、商品によってカフェインや糖分の量が異なるため、成分表示を確認し、ほかのカフェイン飲料と合わせた摂取量にも注意しましょう。
エナジードリンクとコーヒーはどちらが体に悪い?
どちらが一律に体に悪いとはいえず、カフェインや糖分をどのくらい摂取するかによって異なります。飲み物の種類だけで判断せず、それぞれのカフェイン量や糖分、飲む頻度を確認することが大切です。
エナジードリンクを飲むと心電図に異常が出る?
カフェインを過剰に摂取すると、動悸や心拍数の変化などが起こることがあります。心電図で異常がみられる可能性もありますが、エナジードリンクを飲んだ人すべてに心電図異常が起こるわけではありません。
エナジードリンクは子どもが飲んでも大丈夫?
子どもや青少年はカフェインの影響を受けやすいため、エナジードリンクの摂取は控えることがすすめられます。特に眠気覚ましや勉強のために習慣的に飲むことは避けましょう。
エナジードリンクをやめるとどんな変化がある?
習慣的にカフェインを摂取している人が急にやめると、頭痛や眠気、だるさなどの離脱症状が現れることがあります。摂取量を減らす場合は、無理に一度でやめず、少しずつ減らす方法もあります。
エナジードリンクの健康リスクを知って適量を心がけよう
エナジードリンクは、適量を守って飲めば必ずしも体に悪いわけではありません。一方で、カフェインや糖分の摂りすぎは、動悸や睡眠への影響、体重増加などにつながる可能性があります。
商品の成分表示を確認し、ほかのカフェイン飲料との重複や飲む頻度にも注意しながら、体調や生活習慣に合わせて上手に取り入れることが大切です。特に、動悸や不眠などの症状がある場合は、無理に飲み続けないようにしましょう。
参考
食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ 厚生労働省
カフェインの過剰摂取について 農林水産省